セル・ザ・ファクトとは?
噂で買って事実で売るという投資のコツを示した格言
英語表記:Sell the fact正確には、バイ・ザ・ルーモア、セル・ザ・ファクト
Buy the rumor,Sell the fact
セットで「噂で買って事実で売る」という意味の言葉を短縮してセル・ザ・ファクトと呼んでいます。
FXや株などの投資は、将来を予想して売買します。
その中でも、「ファンダメンタルズ」という手法は投資家の気持ちを汲んで取引する方法です。
この「セル・ザ・ファクト」は、ファンダメンタルズと大きく関わりがあります。
「噂で買って事実で売る」とはどういうことなのか
「噂で買って事実で売る」とは、言い換えると噂の段階でリスクを取った投資家が、事実になったときに利益を得る
ことを示しています。
ファンダメンタルズの素材となるのは、選挙や中央銀行の政策金利発表、経済指標発表です。
こうした発表に対し、為替市場は結果に対する推測を織り込んで動きます。
「期待」は為替市場の大きな原動力のひとつなので、結果がどうなるかを正確に当てることはできないですが、
市場がどの程度期待しているかは値動きから推測できます。
「期待」で動いていた相場は実際に結果が出ると、
結果が「期待以上」であれば買われ、「期待以下」であれば売られます。
また、「結果が予想通り」だった時も売られやすくなります。
これは、すでに市場に織り込まれているので、それ以上買われる要因にはならず、「利益確定しておこう」と考えられて下降の材料となるからです。
これが「セル・ザ・ファクト」「噂で買って事実で売る」の基本的な考え方です。
この考え方を理解していると、ファンダメンタルズの情報を取引に直接役立てることができます。
初心者の方がファンダメンタルズを使うのであれば狙い目は「金利」です
金利が上昇する通貨は買われやすくなるので、「次の中央銀行会合で金利の引き上げがありそうだ」となるとその通貨は買われます。
そして、結果が「期待以上」であれば買われ、「期待以下」か「結果が予想通り」だった時は売られます。
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