ニック・リーソンとは?
英国のベアリングス銀行を、自身のデリバティブ取引による損失で破産させた元英国銀行員トレーダー(男)
1992年、ベアリングス銀行のシンガポール支店で
日経平均と日本国債のデリバティブ取引を中心にベアリングス銀行の利益の一割を稼ぎ出す一流トレーダーだった
しかし、部下のミスを不正処理し、損が出た取引を架空講座に入金したり、
その損失を隠蔽するために銀行で禁止されていた自己売買を繰り返し損失を増大させてしまっていた
1995年の阪神・淡路大震災で日本の市場が暴落した際にも損失を増やしてしまっていた
隠しきれなくなったリーソンは、1995年2月24日に辞表を提出し、損失が発覚
損失額は約8.6億ポンド(1,380億円)と、当時のベアリングス銀行の自己資本金を超えた額になっており、ベアリングス銀行を倒産させた
ベアリングス銀行
「女王の銀行」と呼ばれた230年を越す歴史を持つ名門銀行だった
「女王の銀行」と呼ばれた230年を越す歴史を持つ名門銀行だった
逮捕されたリーソンは、
詐欺罪などにより、懲役6年半の実刑判決を受け、服役
出所後はアイルランドに在住し、サッカー・アイルランドリーグの「Galway United FC」のCEOを2007年から2011年まで勤め、
現在は自分のお金で投資を行なっているという
この事件は「マネー・トレーダー 銀行崩壊」という映画にもなったので興味ある人は見てみるといいぞ!
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