エリオット波動とはダウ理論と同じくらい大事なものでFXをやるなら覚えておいて損はない考え方じゃ!
エリオット波動とは?
エリオット波動とは米国で活動したラルフ・ネルソン・エリオットが編み出し注目を集めた考え方です。
一言でいうと「相場にはサイクルがあり、値動きには一定のリズムがある」という考え方で
上がったら下がるの行ったり来たりの相場を統計を出して上下のリズムの癖を表したものです
値動きの周期には様々な長さがあり、
エリオット波動のもっとも長いものは「ミレニアムサイクル」(千年周期)と呼ばれていて、
ローマ帝国の滅亡や1929年の世界大恐慌や
1987年のブラックマンデー大暴落を見事に的中させ市場の注目を集めました。
かなり多くのトレーダーが信仰している考え方なので、
思っている人が多いほどその方向に値が動くFXにはぴったりの相場分析法といえるでしょう。
どういう考え方なのかというと
相場は「上昇5波、下降3波」という周期性をもって動くというもの
上昇5波:上げ→下げ→上げ→下げ→上げの5波
下降3波:下げ→上げ→下げの3波
下降トレンドなら下降5波、上昇3波もあり得る
ダウ理論は今の相場が上昇トレンドなのか下降トレンドなのかレンジトレンド(横ばい)なのかを判断するもので
相場の「今」に関して判断する
対して、エリオット波動は
「これから相場がどういった波を形成していくのかトレンドを作っていくのか」のヒントになる考え方
1つの考え方の指標なだけなので、エリオット波動のみでトレードしようとしないこと!
色々な指標の一つとして捉えるのが大事
上昇5波の絶対的な原則
・第一,三,五波の上昇で第三波が一番小さくなることはない
・第一波の上昇を完全に打ち消すような第二波の下落はない
・第四波の加工が第一波の頂点を下回ることはない
エリオット波動が変形した「エクステンション」
まず上昇5波の特徴を説明します。
第一波:じわじわとした動きで徐々に方向性が明らかになる
第二波:第一波の大平を打ち消す反対方向のかなり強い動き
第三波:通常はもっとも強く長い動きで5波の内最大値幅で動くことが多い
第四波:乱高下が続く複雑な動きで高値持ち合いに近い
第五波:かなりのスピードと勢いをもったバブル的な急騰が多い
基本は上記の法則でエリオット波動は形成されますが、
上昇5波、下降3波と言っても、形が崩れたり波の数が違っていたりすることがあります。
その現象を「エクステンション」と呼びます。
例えば上昇5波の中では第三波、第五波が複数の波になったりすることが多いと言われています。
5波の中でエクステンションが起こるのは通常1波だけです。
エリオット波動はテクニカルの指標ではなく予想だということをこころに刻む
よく勘違いする人がいますが、このエリオット波動はあくまでも考え方です。
今後どう値動きが起こるのかの一つの考え方なのでテクニックでもなんでもない豆知識だ
程度に考えておくのがいいでしょう
ただ、統計上は有効な考え方なので覚えておいて損はないです。
為替は大衆心理です。
多くの人が思った方向にエントリーできれば利益を生むことができます。
多数決に乗り続けれるトレーダーになりましょう!