ルーブル合意とは?
英語名:Louvre Accord
1987年2月22日に、フランスのパリにあるルーブル宮殿で開催されたG7(先進7カ国財務大臣・中央銀行総裁会議)にて発表された合意のことを指す
合意の内容はアメリカ・イギリス・西ドイツ・フランス・イタリア・カナダ・日本の蔵相が一堂に会し、プラザ合意により進行していたドル安に歯止めをかけ、為替相場を安定させるため、各国は自国通貨にある程度の変動幅を設け、そこから外れた場合は協調して市場介入するという内容だった。
プラザ合意により、1ドル240円だった円相場は1987年2月には1ドル140円に到達してました。
しかし、これ以上のドル安は好ましくないとの判断から、ルーブル合意に至ったのです。
しかし、これ以上のドル安は好ましくないとの判断から、ルーブル合意に至ったのです。
米国の貿易赤字を解消するためにはドル安になることが好ましいですが、その貿易相手の日本などでは極度の円高のせいで円高不況の懸念が高まり、アメリカ国内でもインフレになる可能性が問題視されてきました。
これによりプラザ合意でのドル高是正に終止符を打ち、これ以上のドル安は好ましくないとしたのですが、
各国の政策協調も十分ではなく、残念なことにドルはルーブル合意後も下落を続けました。
簡単にいうと、大幅なドル高で赤字になってしまったアメリカを「プラザ合意」でドル安にして救おうとし、
思惑通りドル安になったはいいが、1年経つと今度は逆に過剰なドル安が問題になったので「ルーブル合意」を結んでドル安を止めよう!となったわけです。
FX用語集
随時更新中!
それほどドルの力はすごい!