FX初心者が知っておきたいリスクオン・オフの考え方

電撃様
りなは「リスクオン」「リスクオフ」という言葉を聞いたことがあるか?
黒崎りな
ないです!言葉的にリスクがあるかないかってことですか?
電撃様
ちょっと違うな!FXにおいてこの考え方はとても重要じゃからしっかり学ぶように!
黒崎りな
はい!さすがFXの神様!なんでも知ってますね!

リスクオン/リスクオフとはなにか

リスクオンとリスクオフを知っていると相場の動向を柔軟に見ることができます

まずリスクオンとリスクオフがどのような意味かというと


リスクオン:リスクを好んで選んで取っている状態
リスクオフ:リスクを好まないで回避している状態

を示します

リスクオンというのは、リスクを選択することで、大きなリターンを収めることができます。
大きなリターンをもらえないのにリスクをとることはしないので、リターンがあるのが前提です。
俗にいうハイリスク・ハイリターンでの取引ということになります。

リスクオフとはオンの全くの反対で、リスクが小さいけれど、安定している取引ということになります。

つまり
リスクオン=ハイリスクハイリターン
リスクオフ=ローリスクローリターン
ということです。

ではどのような状態がリスクオンでリスクオフなのか?

FXの世界では、リスクオンの相場,リスクオフの相場といい
どの通貨が買われている状態かで判断します。

リスクオン相場

リスクオンの相場では、リスクのある通貨が買われている状態です。
一般的には、トルコリラ,オーストラリアドル,ニュージーランドドル,イギリスポンド,カナダドルなどが挙げられ
上記のような発展途上国の通貨というのが主に当てまはります。

発展途上国なので、経済状態が安定していない場合が多く、通貨が安定してないです。
通貨が安定してないので、リスクオンということになります。
リスクオンの通貨は金利が高いので、スワップポイント狙いで買われる傾向にあります。
>スワップポイントとは?

なぜリスクオンの相場が起こるのかというと
「世界的な経済の安定」が目安になり起こります。
根拠は色々あるので全てはあげられませんが、例えば世界的な基準になっているアメリカの経済指標がよかったとか
経済や世界情勢で問題となっていたことが解決した場合に、
リスクオンの相場になり経済状態が不安定な金利の高い国の通貨が買われるということです。

逆にアメリカドルや日本円などの超低金利通貨などは売られる傾向になるということです。

リスクオフ相場

リスクオフはリスクオンの反対と考えるのが一番わかりやすいです。

アメリカの経済指標が悪かったり、世界情勢に不安な状態が起こると
世界中の投資家が「このまま世界はどうなってしまうんだ!」と不安になり
リスクをなるべく避ける傾向に動きます。

なのでリスクのある通貨を売り、リスクの少ない通貨を買うようになります。
安定した日本円やアメリカドルを買う動きになるということです。

リスクオン,リスクオフどちらの通貨を買うか売るかの違いですが、
1つだけリスクオンとリスクオフにおいて違う点があります。

それは、リスクオフ相場はリスクオン相場に比べて明らかに早いスピードで動きます。
ここでいう「早い」は値動きが早いことを意味します。

なぜ値動きが早いのかというと、
リスクをとってリスクのある通貨を持っている人は経済に対する不安が出た時点ですべて売ってしまうからです。

さらに、売りが売りを呼び、大きく相場が下落すると、「投げ売り※」といった
「損をしてもいいから大損する前にいくらでもいいから売ってしまおう」という現象が起こります。

リスクを取って経済的に不安定な通貨を購入しているので価値が0になるのが一番怖いです。
なのでリスクオンの相場がジリジリ上がっていくのに対しリスクオフが一気に下がるのは納得できます。

※投げ売り:Selling Climax セリングクライマックス

電撃様
FXは資産を増やすための投資の世界じゃ。
それは世界的に共通しており、世界が安定していれば金利の高い通貨が買われ
世界が不安定なら安全な通貨が買われる。
ごくごく普通の現象なんじゃ!

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