スリッページとは?
スリッページとは、注文した時点の価格と異なる価格で注文が通ってしまうことです。
ドルが100.10円の時に買い注文を入れるとします。
しかし注文を入れてから約定するまでのコンマ何秒かの間に100.11円で約定してしまいます。
この0.01円(1銭)のズレのことをスリッページと言います。
買い注文を入れてそれより高い価格で約定してしまったので、不利なスリップです。
しかしその逆もあり、100.10円で買い注文をして100.09円で約定する有利なスリッページもあります。
スリッページが発生するのは、注文ボタンを押してからその注文が
FX業者のシステムに到達し実際に約定するまでの、わずかな時間に価格が動いてしまうからです。
FXは常に価格が変動している中で取引が膨大な量を行われているので
FX業者のシステムには常に大きな負荷がかかります。
なので業者のシステムの処理のスピードによってこのスリッページも変わってきてしまいます。
同じタイミングで100.10円に買いの注文を入れたとして
A社は100.11円で約定
B社は100.12円で約定
なんてこともシステムの処理のスピードによって変わってきてきまいます。
※もちろんこちらの電波がかなり悪く注文がシステムに届くまでに時間がかかってしまうこともあります。
FX業者はシステムを強化しできる限りスリッページが発生しないように努めています。
しかしどんなにFX会社が努めてもスリッページは発生してしまいます。
スリページはFXをやるなら多少は仕方ないと思って行うしかありません。
だからといって何も気にしないのはNGです。
手数料と言ってもバカになりません。
ミリオネアを目指すのであれば必然と累計取引回数は多くなります。
実際にかかってしまう手数料はどのくらいなのか?
1万通貨を1回のトレードで行うとして、スリページが0.01円(1pips)毎回発生したとします。
すると1回のトレードで1pipsだと100円の負債からのスタートになってしまいます。
その取引を100回トレードしたとしたら、それだけで10,000円の手数料がかかっていると同じことになってしまいます。
さらにここからスプレッドが加わると、スプレッドが1銭(0.01円)のFX業者だとしたら
スプレッドで1pips
スリッページが発生してしまったら1pips
と合計2pips稼がなければ利益になりません。つまり毎回200円の負債からトレードを開始しないといけないのです。
FXはなんどもトレードを繰り返すので手数料はFXトレーダーを目指すなら0に近づける必要があります。
高い手数料でトレードするメリットは一つもありません。
ミリオネアを目指しトレードするのであれば、スプレッドがなるべく小さく、
スリッページもあまり起こらないシステムが強いFX業者を選びトレードすることです。