毎週水曜のアノマリーとは?
毎週水曜には円安になるというアノマリーがあります。
これは、絶対に起こるというものではない為、アノマリーとして扱われています。
しかし理由がわかると、なるほど!と納得してしまうアノマリーでもあります。
アノマリーとは?
為替相場において、明確な理論や根拠はないが、実際によく当たるとされている経験則のようなもの
毎週水曜日には土日分の金利が付く!
土日についていたスワップは、翌週の水曜日(木曜の早朝6~7時)に3倍でつきます。
これは、土日は市場が閉まっているため金利が付託されないので、代わりに水曜日にまとめて土日の分が付くようになっている為です。
つまり、水曜日の夜中~木曜日の早朝にかけて、
低金利通貨売+高金利通貨買いが入るので、円安になりやすく、ついでに土日分のスワップポイントがもらえるということになります。
「スワップがもらえるからその部分だけでもトレードしよう!」
「スワップ狙いの人がいるから円安になるな!」
そう考える人が多くいるので、高金利通貨は水曜日のNYクローズ(木曜朝)にかけて、上昇しやすい傾向があります。
相場は取引量の多数決で動くので、全員が円安になる!と思ってトレードすれば、円安になります
他の参加者と思っていることが同じであれば、波に乗ることができ、利益が出るのです。
しかし残念なことに理論的には水曜日に相場が円安に動く保証はなく、
「スワップポイントがほしい!」
という人間の感情によって動くものなので、アノマリーに位置付けられています。
注目して見ておくだけでも勉強になるぞ!