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スプレッドとは？
そもそもスプレッドがわからないと言う方のために説明します！
スプレッドとは、取引にかかるコストでFXでは同じ通貨でも買う時の値段と売る時の値段が違います。
その価格差の事をスプレッドといいます。
海外旅行をしたことがある人は、空港にある銀行で両替したと思いますが、
その銀行はボランティアでやっているのではなく、このスプレッド差で儲けています。
表示に買値と売値が表示されている電子版があるのがその価格差を示したもので
両替所によってその価格差は違うので、価格差が少ないところの銀行には人が並んでおり
価格差が大きいところは人気がないです。
できれば手数料は安く済ませたいですもんね！
例えば米ドル/円で取引をする時、売値が99.997円で買値が100.000円だったとします。
この時のスプレッドは100.000-99.997＝0.003円＝0.3銭となります。
これを1ヶ月に100万通貨の取引をするトレーダーの場合、1ヶ月にかかるコストは0.3銭×100万通貨＝3,000円という計算になります。
現在はほとんどのFX会社が取引手数料を無料としているため、実質取引にかかるコストはスプレッドのみということになります。
このスプレッドは両替の仕組みとFXは同じで、安いに越したことはありません。
原則固定と変動制とは
FX会社には変動性スプレッドを提供しているところと、原則固定スプレッドを提供している業者の２パターンがあります。
この変動性・原則固定の違いとは何かというと、
・原則固定
原則スプレッドは固定されているが、為替相場が乱高下する際（経済指標の発表前後や要人発言がある場合など）は変動する。・変動制
常にスプレッドが変動する可能性があり、特に明け方など流動性の低い時間帯は大きくなる傾向にある。
となっており、簡単に言うと原則固定の方が取引コストを抑えられるということです。
一見スプレッドが非常に狭そうに見えても、原則固定で無い場合があるので要注意です。
変動制のリスク
なぜ変動制が良くないかと言うと理由は大きく２つあります。
※スプレッドが広がるのは主に、流動性が低下する時間帯やタイミングで変動する
1：取引する人が少ない時間帯によってスプレッドが広がってしまう為
週の初めの月曜日の朝や、
NYクローズと呼ばれるNY市場が締まる時間帯（日本時間午前5時～8時）
は取引の参加者が少なく、スプレッドが広がりやすい傾向があります。２：レートが急激に変化する場合がある為
重要な経済指標の発表（毎月発表される米国の雇用統計の発表など）の前後や、
世界的に大きなニュース（戦争や大規模な自然災害、大統領選挙など）があった場合はレートが急激に変化するため、
スプレッドが広がりやすい傾向があります。
買いたい人が沢山いるにもかかわらず、
売りたい人がいない場合などは相場が大きく変動します。
そのため、FX業者の損失が発生するのをカバーするためにスプレッドを一時的に広げることがあるのです。
原則固定のFX業者もスプレッドが広がりはしますが、
変動制の業者で取引しているとせっかくの利益獲得チャンスに取引コストがより多くかかってしまいます。
FXはコツコツやっていくものなので、1回の取引でのスプレッドは小さくても100回、1,000回になってくると
かなりの金額になります。
せっかくFXで利益を出そうとしているのにスプレッドで利益が小さくなってしまうのはとても勿体無い話です。
スプレッドは小さく！これはFXをやるにあたってとても大事なことです！
