もっと根本的なことじゃ!
そもそもFXは利益を出すためにやっているはずじゃろ?
FXで必要なのは資金管理
せっかく学んだ相場を見る力でも100%予想通りになることは残念ながらないのがFXです。
100発100中の凄腕トレーダーというのであれば、国から国家予算の運用を任されると思います。
それくらいありえないので一番大切になっていくのは、資産を守る資金管理法です。
今回はまず、FXの損益計算方法について紹介したいと思います。
資産を守る第一ステップとして、どのようにしてFXで損益計算がされているかを知りましょう。
トレードの利益は「売買の数量」と「取引の結果生じた差額」を掛け算することで求めることができます。
もっと簡単に基準を説明すると、
ドル円やユーロ円など、円が絡んだ「クロス円」の損益計算は1万通貨取引の場合、1銭(=1pips)が100円に相当します。
つまり1円(100銭)は1万円ですし、0.1銭は10円となります。
ドル円を1万通貨、100円のときに新規で買い、101円のときに決済売りをした場合には
10,000(売買数量)×1.00(円)で1万円の利益となる。
これが基本的な計算の方法になります。
これは円が絡むときの計算方法なので、「ユーロドル」とかの円が絡まない通貨の取引の場合
まずユーロをドルを得てから、そのドルをドル円のレートで円に交換したりするので少しややこしくなります。
合成通貨の記事はこちら
とりあえず円が絡む通貨ペアの損益計算を理解できれば他の通貨も理解しやすくなります。
そもそもpipsってなに?って方に向けて
取引価格の最小の単位をpip(s)(ピップス)といいます。
「Percentage in point」の略で、最小通貨単位の1%という意味です。
日本円の場合1円の1%で1銭が1pip、ドルだと1セントの1%ということで0.01セントが1pipになります。
FXの画面に合わせて説明すると、ドル円が
100.187円の時に買いでエントリーし、順調にドル円のチャートが上がり
100.197円の時に売ってクローズした場合には1pipsプラスになったということになります。
問題
100.159円の時に買いでエントリーし100.285円の時に売りクローズできた場合は何pipsのプラスでしょうか?
正解
100.285 – 100.159 = 0.126
なので12.6pipsのプラスです。
スプレッドもpips表示
実際の取引では同じタイミングであっても買値と売値に数pipsの開きがあり、
この買値と売値の差額のことを「スプレッド」と呼びます。
なお、この数pipsのスプレッドが取引のコスト(FX会社への実質の手数料)になってますので
どFX会社によってスプレッドが変わってきます。
下図のように、3pipsのスプレッドがある通貨ペアで1万通貨の取引をするときにかかるコストは300円というような計算をすることができます。
このスプレッドは小さいほど私たち投資家は嬉しいので、よりスプレッドが小さいFX会社を選びましょう。
最初はなんのことかわからず登録したFX会社でも、
スプレッドの見方がわかると、実際に取引する時の手数料がわかるとバカにならない金額になってくることがわかると思います。
できるだけ手数料が少ないpipsのFX会社を選ぶことも大事な資産を守る上で大切なことです。