
期待値とは?
期待値とは簡単に言うと、「ある試行を行った時、その結果として得られる数値の平均値」です。
これをトレードやギャンブルなどの場合で考えると
「賭け金に対して戻ってくる金額の見込みの平均値」
と言えます。
やればやるほど儲かるのか?
やればやるほど損をするのか?
これを数値にして表したものが「期待値」です。
FXに置き換えると期待値がプラスになるなら「投資」
期待値がマイナスになるのならば「ギャンブル」
であると言えます。
私たちはFXがギャンブルになってしまわない為に、
期待値を使って投資として取り組めるようにしなければなりません。
期待値の計算方法
FXにおける期待値の計算方法は
期待値=予想される利益÷予想される損失
です。
例えば、予想される利益が10pips、予想される損失が5pipsの手法があった場合、
期待値の計算式を当てはめると10÷5=2になります。
期待値が1以上であれば利益を期待することができます。
その期待値の数値が高くなるほど利益になりやすい手法ということになります。
例では期待値が2なので、1よりも大きいので期待値がプラスになり利益を望むことができると判断します。
FXでは、単発の結果よりもトータルの結果で勝っていれば利益を積み上げることができます。
トータルで勝つためにはこの期待値がとても大事です。
期待値が低いままトレードしていてはいつまで経っても勝てません。
手法を安定させることで、期待値を意識してトレードすることができるようになります。
期待値を考える上では損切り幅を小さく設定し、利益の幅を大きくする必要があります。

リスクを抑えて大きなリターンを狙えるポイントでエントリーすることで、
負ける回数の方が多かったとしても一度の利益を大きくなるからです。
この方法だと、ルール通りにトレードできてさえいれば使用している手法が勝ちやすいものなのか
負けやすいものなのかも判断がつきます。
手法を期待値を使って客観的に分析できるのでとても便利な考え方です。
期待値が高い手法で取引し続ければ結果的に収益をプラスにすることができます。
勝てる確率が高くて、損失になる幅より利益になる幅が大きいので
自然と収益はプラスになってゆくということです。
手法が決まればあとは、繰り返すだけ!
難しいと感じてしまうFXもただの簡単作業を繰り返すバイトみたいな感覚でできるようになります。